寒くなってくると心配なのは暖房費。暖かい部屋でお金をかけず安く過ごすためにファンヒーターを使うか、エアコン暖房を使うか、オイルヒーターを使うか毎年悩んでいませんか?
北海道は灯油で暖房をとるのが当たり前で、最近の新築一軒家ではセントラルヒーティングが7割を超えているそうです。それでもセントラルヒーティングではない家も多くあり、各部屋ごとにストーブがある家が多いわけでもありません。
今回は北海道の札幌に住む僕が、各部屋にストーブがない家でオイルヒーターを使った時のメリット、デメリットをオイルヒーター歴2年、種類が違う2台のオイルヒーターを使う僕がご紹介します。
マンションでも一軒家でも使い方を知ると寒さ知らずになれますよ!
・オイルヒーターを買いたい人
・実際に使っている人から話を聞きたい
・オイルヒーターは結局いいの?
と思っている人向けの記事となってます。
目次
※画像や参考資料はデロンギ公式より
オイルヒーターは電気でオイルを温め、そのオイルがパネルを温めます。
暖かいパネルの最高温度は近年のモデルだと80度ぐらいで、古いモデルや怪しいメーカーだと97度まで上がります。
部屋の冷たい空気はパネルによって温められ、暖かい空気となって天井方向へ向かいます。また、輻射熱で360度部屋を温めてくれます。ファンがついていないので無風状態で確実に部屋が温まっていく状態です。
100度にならない
空気がキレイ
作動音が静か
空気がキレイ
掃除しやすい
乾燥しにくい
温度コントロールがラク
オイルヒーターの最大のメリットは「安全」です。
例を出すとデロンギ製で最近のモデルだと最高温度は80度。長時間触れていたら火傷してしまう暑さだが、触った瞬間に反応して手を離しても大丈な熱さ。ストーブと比べると危険度が雲泥の差でオイルヒーターが転倒したら、自動停止してくれるタイプもある。
特に子供やお年寄りがいる家庭だと、オイルヒーターの最大のメリットである100度まで温度が上がらないことは、火事や火傷のリスクをとても下げられることがメリットとなり、賃貸マンションやアパートリビング以外の部屋で寒い季節だけ出して使用することがおすすめです。
デロンギのマルチダイナミックヒーターは高いけど最高温度が60度と低く効率よく部屋を暖めてくれるのでオイルヒーターの最先端技術が詰め込まれている。
オイルを電気で温める構造のため燃料を燃やしません。風も出ないのでチリや埃、ハウスダストなど体に悪いものを床や壁などから巻き上げないので空気は常にキレイなまま。空気清浄機などを使用してフィルター掃除する方はお分かりでしょうが、家の中の空気って空気清浄機のフィルター見てもわかる通り意外と汚れているんですよね。
その空気をムダに攪拌しないで温めるのがオイルヒーターです。
オイルヒーターはオイル冷えているとが温まるまで「独特の音」がする場合があります。初めは故障かな?と思われがちですが、構造上オイルを温める際になってしまう場合もありますが、それは冷えている時だけです。
一度オイルヒーター内の温度が温まってしまえば、安定した温度で稼働するので冷えているときの音は無くなります。安いモデルのオイルヒーターだと設定温度まで到達するとオフになり温度が下がると音になってくれるのどその際に「カチ」っとなるモデルもありますが、実際に使ってみると大きく気にはならないでしょう。
オイルヒーターのメンテナンスは基本的に不要です。もし何かあるとしたら、パネル部の埃取りぐらいでしょうか。
風が出なく上昇気流を発生させるので埃は溜まりにくく感じますが、若干は埃がつくので電源を切っているときにパネルを拭きます。
輻射熱に加え、暖かい空気が対流し、窓際に置くことで冷気をシャットアウトしつつ部屋を暖めてくれるのは、想像以上に暖かさを感じることげできる。実際に窓側に置くことで冷気のシャットアウトだけではなく結露の対策にもなり、暖かさの速さや温度維持が簡単になる。
他の暖房機ではこの使い方ができない為、オイルヒーターは大きさの割に優れた暖房器具と言えるでしょう。
速攻性がなく温まりにくい
電気代が気になる
使わない時の保管場所
オイルヒーターの価格が高い
オイルヒーターはすぐには暖まらないので注意が必要。家に帰ってきてすぐ温まりたいけど温まるまで時間がかかります。ある程度時間に余裕があるか、オイルヒーターにタイマーがついているものを購入する必要があります。
また、温まりにくいと言うことは、逆に冷えにくいと言うことでもあります。普通の暖房より早めに電源を入れて早めに電源を切る感じのイメージです。
電気代を知るには自分で実際に試すのが一番いいんです。簡単に機械とコンセントの間に入れるだけで調べられるのでお勧めの商品も載せておきますね。
電気代の話になるとき、どこのメーカーでも大体1KW27円で計算されます。
オイルヒーターの場合、9時間使用したと仮定すると1時間あたり18.2円ぐらいが平均の金額となるので9時間使用した際は163.8円ぐらいとなり、30日使用した場合は4,914円が目安となります。
北海道でエコ運転モードで使用した場合実際金額は8,000円程度でした。
メーカー発表の設定温度と寒冷地では条件が違うため、オイルヒーターをメーカー基準で使用すると電気代は予想以上の金額になるため、「一般的にはオイルヒーターは電気代が高い」 と言うイメージがついている可能性があります。
メーカー基準が寒冷地の場合で計算した電気代を発表してくれなければ、オイルヒーターは電気代が高いというイメージは変わることがないでしょう。
ちなみにメーカー基準の室温も調べたので載せておきますね。
東京の12月上旬の気温
RC集合住宅(省エネ基準)
つまり、外気温度は10度前後で新省エネ基準(Ⅳ地域)なので、メーカー発表の電気代は安くなる。
外気温がもっと低くなる地域や時期での電気代を発表していないのでメーカー発表の電気代はほぼ当てにはなりません。
オイルヒーターを使わない季節は部屋やリビングに置いておくには大きすぎるし、目立ちすぎます。オイルヒーター自体の形もあり、元箱の段ボールに入れて保管しクローゼットや押し入れ、物置に入れることになると思います。
元箱に入れると、旅行時に使うトランクケースぐらいの場所を取るので、使わない季節は正直邪魔です。オイルヒーターにはオイルが入っているので万が一の事故の場合はオイル漏れが発生し破損すると大変です。安全に保管できる場所を決めましょう。
オイルヒーターは安いもので10,000円前後から高いモデルだと50,000円以上購入コストがかかります。安いモデルでも、子供がいる家庭には嬉しいタイマー付きなどついているモデルもあります。
石油ストーブなどに比べると本体は少し高く感じます。
もちろんおすすめポイントと良くないポイントも説明するので、同性カップルや新婚夫婦、子供1人世代の参考になると思います。
施肥見てみてください。
オイルヒーターをお試しで購入した安価な山善モデル
・極寒の北海道のマンション寝室にはエアコンも暖房もなく寒すぎました。最近流行りのエアコン暖房のみで住み始めましたがとても寒く、初のオイルヒーター購入でした。
先も書いたようにオイルヒーターは温まりやすく冷めにくいので寝る数分前に電源を入れるように「オイルヒーターにタイマー」を使用します。
山善の家電は安い!相場から見ると半額程度で購入でき、実際に購入したモデルも10,000円以下でした。しかしタイマーがついていなかったので、コンセントに直挿できるタイマーを購入しました。何にでも使えるので冬以外はサーキュレーターなどにも使えます。
このタイプのアナログタイマーは直感的に設定できるので使いやすかったです。
オイルヒーターは乾燥しにくく、オイルヒーターの付属品でハンガーがありバスタオルもかけれるので、湿度コントロールも簡単。
もちろん喉も痛くならないし、極寒でも最低限寝れる温度設定にすることで電気代も抑えれます。安くても雪国なら5000円は覚悟してください。
デロンギのタイマー付きモデル
・最初に購入した山善でオイルヒーターの暖かさと電気代を体感した結果、「もっといいオイルヒーター」を1台購入することを決めました。
「もっといいオイルヒーター」とは
・タイマー付きモデル
・オイルヒーターのオプションあり
実際に購入したモデルも高級モデルではありません。山善の安価モデルを1年使用したので、安くても暖房能力があるとわかっていたので、本体にタイマーがついてる事、オプションでハンガーラックが装着でき、バスタオルやフェイスタオルをかけられること。が、購入条件でした。
デロンギトップハンガーを使用すると輻射熱でバスタオルの水分を蒸発させつつも、パネル放熱でしっかりと部屋を温めてくれます。湿度と温度をあげて風邪対策をするのが目的です。
冬場は特に乾燥するので寝室に加湿器を設置しても湿度が40%を下回ることも多かったですが、デロンギオイルヒーターとハンガーを毎晩使用することによって、湿度を50%キープできましたし、バスタオルもカラッと乾燥させれてとても良いです。
大きめの加湿器の購入も検討していましたが、検討しつつも冬が終わり寝るにはとても良い環境を作ることができました。
オイルヒーターを使うと当然に温かい空気は上へ上がり、床付近の冷たい空気が温まるには相当時間がかかるのは事実です。オイルヒーターの「空気を綺麗に部屋を温める」特性には反しますがサーキュレーターを使用することで「ふんわりとした暖かさを実現」させることができます。
サーキュレーターは通常「夏」に使用されますが、我が家では通年使用しています。
天井付近にある温かい風をサーキュレーターで床まで拡散させるのです。それだけ、床付近の温度は2〜3度上がり、体感では5度以上上がります。
簡単に説明すると、厚着していたのに半袖で過ごせるぐらい部屋が温まります。
冬に部屋でサーキュレーターを使うのは、雪国でも多くの人が知りません。実際に僕の周りでは「家が寒い」「ストーブをつけても部屋が暖まらない」とう言う人にサーキュレーターを使わせると、一晩で寒さ問題が解決します。
「温かい空気は上にある」常識を普段の生活で忘れているんですよね。
サーキュレーター選びに迷った時のポイント
・リモコン付き
・真上に送風できれば良い(首振り機能は不要、風量は多い方がいい)
・小型で通年使えるもの
以上を購入時に優先すると良いでしょう。
一番温かい天井に真下から真上に(首振り不要)風を送ってみてください。想像以上に部屋が温まりますよ。
オイルヒーターの処分方法は意外と知られてません。オイルヒーターの中にオイルが入っているので普通に燃えないゴミでは捨てられません。
壊れて捨てるしか無くなったオイルヒーター、まだ使えるけど使わなくなったオイルイーター、オイルヒーターの買い替えで不要になったオイルヒーターなどの適正な処分方法をご紹介します。
無料でオイルヒーターを捨てる場合はオイルを抜いてオイルと本体を分けることによって大型ゴミとして回収してもらえます。有料ゴミとして捨てる場合も多くの自治体のルールでオイルが入ったままだとゴミ回収をしてもらえません。
また、鉄の割合が多ければ無料回収してくれる業者や循環コンビニなどの無人回収場所で捨てれます。ただし、オイルが入った場合は断られることがあるので、事前に連絡が必要です。
不用品をメルカリで売るのは一番おすすめです。ネットで売るのが抵抗あるなら、近所のリサイクルショップに持ち込みもありですが、最近のリサイクルショップはオークションなども利用して買い取ったオイルヒーターは結局メルカリやヤフオクで売られています。
お金を少しでも回収したい際はメルカリで売ってしまいましょう。
デロンギのオイルヒーターはとても人気なので多少古くなっても、買った値段の半額から上位モデルだと10000円ぐらいの買取値段や販売金額で売れることが多いです。
不要になったり売るかも知れないと思う場合は、最初からデロンギのオイルヒーターを1シーズン使ってみるのもいいかも知れません。
不要になったオイルヒーターでデロンギやフィリップスならメーカーで引き取ってくれることもあります。メーカーホームページや購入店に相談して、廃棄先を聞いておくと処分の際に困りません。